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症例紹介【NCCL】非う蝕性歯頸部歯質欠損

  • kk5117
  • 3月4日
  • 読了時間: 3分

「最近冷たいものを口にするとしみる」

「歯磨きをする時に毛先が歯に触れるとキーンとする部分がある」


このような症状はよくありますが、もしかしたら虫歯かも!?と不安になっている、なった経験のある方は多いのではないでしょうか?


もちろん虫歯でしみている可能性もありますが、意外とむし歯ではなくてもしみることって多いんです。

ではなぜ?


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しみる部分を見てもらうと、上の写真のようにくさびを打ったような形で歯の根元が削れているかもしれません。


この状態をNCCL(非う蝕性歯頸部病変)と言います。

以前はWSD(くさび状欠損:Wedge Shaped Defect)とも言われていました。

原因はいろいろ考えられていますが、現在でもなおこれが唯一の理由だと言える確定的な原因はわかっていません。


その中でも原因として考えられていることは


・過度なブラッシング : 研磨剤入りの歯磨き粉や硬い歯ブラシによる摩耗。

・咬合力 : 歯ぎしりや食いしばりによる過度な負荷。

・酸蝕 : 炭酸飲料やお酢など酸性食品の過剰摂取


 などの要因が複合的に関与していると考えられています。


NCCLの特徴


・状態 : 歯の根元、特にエナメル質とセメント質の境目がくさび状にえぐれる。

・症状 : 冷たいものがしみる。(知覚過敏) 歯磨き時の毛先が触れると痛む。

・後発部位 : 歯の頬側(外側)の歯の根元


それではどのような対策ができるのか


NCCLの治療と対策


・レジン充填 : 欠損した部分を白い樹脂(コンポジットレジン)で埋め、保護する。

・マウスピース(ナイトガード) : 歯ぎしりや食いしばりによる負荷を軽減する。

・知覚過敏処置 : 薬剤を塗布し、神経の過敏を抑える。

・ブラッシング指導 : 研磨剤無配合の歯磨き粉への変更や力加減の指導 。


当院ではすべての対応を臨機応変に行っています。

特にレジン充填については詰める部位が歯肉に近く、精密な治療を行わないとレジンを詰めることによって段差を作ってしまい、二次的なむし歯や歯肉の炎症を引き起こしてしまうことがよく見られます。

当院でレジン充填を行う場合はより慎重に、精密なレジン充填をご提案しています。


参考症例として下に動画をご用意してますのでぜひご覧ください。

深いくさび状の欠損のため歯ブラシをいくら頑張っても汚れが取りきれず、欠損内部に汚れが溜まっていました。また歯と歯肉の境目に欠損が位置していますので、歯の根元の削れている部分に歯肉が入り込んでしまっていたため、麻酔をしてから歯と歯肉の境目に特殊な処置を行い精密に詰めています。


歯の根元の欠損が深い場合はセルフケアによるブラッシングで汚れの確実な除去が難しくなってきますので動画のような対応が必要になるケースもありますので参考にしてみて下さい。



NCCLに対する精密レジン充填


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